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実はマイクロスコープ(手術用顕微鏡)は、歯科医師、歯科衛生士にもたくさんのメリットが
|若手の先生にとってのメリット
歯科治療は、見えない環境下で手指の感覚を頼りに行うことも多いので、経験が非常に大事になってくるのですが、若手の先生はその経験が足りないことも多いです。
目を瞑って文字を書くのと、紙とペン先をしっかり見て文字を書くのでは、字の綺麗さには差が出るのと同じように、歯科治療においても盲目下で処置を行うのと、明視野下で処置を行うのでは精度に差が出ることは想像に難くありません。
マイクロスコープを用いて明視野下で処置をすることで、今まで経験を積んだ達人しかできなかったことが、経験の少ない歯科医師、歯科衛生士にも可能になる、というとちょっと言い過ぎかもしれませんが、その手助けにマイクロスコープはなれるのではと思います。
|年齢を重ねていく先生にとってのメリット
人は年を重ねると体が衰えていきます。いわゆる老化ですが、私たち歯科医師、歯科衛生士にとって大事な眼も例外ではありません。早い方は40歳ぐらいから老眼を自覚し、元々見えにくいお口の中がさらに見えづらくなっていきます。
その状況を経験でカバーするのですが、限界があります。私は今40半ばです。日常では老眼を感じることが増えてきていますが、治療中はマイクロスコープのおかげでその煩わしさから逃れることができています。例え70歳、80歳になってもよく見える環境で治療ができているのではないでしょうか。